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DDIポケットからWILLCOMへ  No.86
 さらに続いて、新生DDIポケットのお話。新しい体制の発表をするとともに、新社名のお披露目もあるってことで、数日前から結構、周囲でも話題になってました。

 詳細はケータイ Watchの記事を見てもらえるとわかりますが、写真のように「WILLCOM(ウィルコム)」になりました。「Wireless Ip Local Loop」の頭文字を取ったそうですが、なかなかいいんじゃないでしょうか。DDIポケットという名前も親しみがあるけど、すでにDDIは存在しないんだし、心機一転、これで頑張るという意気込みを感じました。

 発表会で面白かったのは、その展開。通常、発表会は事前に資料が配付されて、それに基づいて進行するんですが、今回は最初に配布された資料に社名が載っていなかったのです。発表会が始まると、「後ほど、社名に関する発表もさせていただきます」ってアナウンスされたんだけど、しっかりと最後まで引っ張ってくれ、終わりに近づいた頃に追加資料の配付とともに、社名を発表という展開でした。

 技術面の話はケータイ WatchimpressTVでいずれ紹介しますが、資金面も安定したことだし、いろいろ新しい展開が期待できそうです。

 また、もうひとつ注目だったのがケータイ Watchの記事のタイトルにも使われた山下社長のコメント。

「我々はPHSを愛してやまない」

 やっぱ、これに尽きますね。発表会という席で、経営者やスタッフがおくびもなく、このセリフを言えてしまうんですから、スゴいもんです。技術的にもPHSというシステムを骨の髄までしゃぶり尽くすほど、工夫を凝らしているという自負もあるんだろうけど、正面切って、なかなか言えないことだし、周りも「やっぱ、そうですよね(笑)」と思えてしまうのもDDIポケットのスゴいところなわけですが……。「日本のケータイの料金はウチが安くする」と叫んでるだけの会社とは、かなり印象が違いますな(笑)。
2004/10/16



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