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今日、auの東芝製端末「A5504T」が発売になったので、機種変更でゲットしてきました。A5501Tなどとほとんど変わり映えしないんだけど、何と言ってもBluetoothが標準搭載になっていることがポイント。しかもヘッドセットプロファイルをサポートしている。メーカーの謳い文句としては、トヨタのカーナビ「G-BOOK」と組み合わせ、ハンズフリーで使えることが売りなんだけど、海外で普及しているBluetoothヘッドセットが使えるかもしれないってのも見逃せないポイント。
実はこの端末。1〜2週間前から取材などで触るチャンスがあって、パソコンやPDAとつないでたりしてたんだけど、手元にあるBluetoothヘッドセットをつなごうとすると、なぜかうまく動作してくれない。「こりゃダメだな」と諦めてたんだけど、今日ゲットしてきた端末で再チャレンジしたら、認証もできるし、応答や通話もできる!! 有線のイヤホンマイクをつないだときに比べると、ノイズが気になるけど、ようやく国内でもこの環境ができたかって感じです。発売前に触った端末でつながらなかったのは、たぶん、出荷版ではなかったということなんでしょうな。これがあるから、レビューは怖い……(笑)。
さて、問題のBluetoothヘッドセット。ヨーロッパなどを中心に、いろんなメーカーから発売されているんだけど、なかなか日本では売ってるところが少ない。まあ、対応端末がないから、当たり前なんだけど、先月末にAKIBA Hotlineにこんな記事が出てたんで、実は事前にゲットしておいだのです。んで、今日、購入したA5504Tに接続してみたら、無事に接続できたというワケ。
ちなみに、この「M3000」というBluetoothヘッドセットですが、販売元のPlantronicsはヘッドセットで非常に有名なメーカーだそうで、コールセンターなんかで使うヘッドセットを数多く販売している。日本語のホームページもあるし、いくつかの日本企業が扱おうとしているという噂もあるので、今後、日本向けパッケージが出てくるかもしれません。ボクはAKIBA PC Hotlineで紹介されていた店で1万5000円強で買いましたが、海外の販売サイトでは約70〜80ドル(約7500〜8500円)で売ってるので、慣れている人は個人輸入にチャレンジするのもアリかと。ただし、送料次第では1万円近くなってしまうかも(笑)。
ボクの手元には、ソニーと合弁を始める前のERICSSONが海外で販売していた「HBH-10」というBluetoothヘッドセットもあるんだけど、こちらはBluetoothが初期のものなので、認証も通話もダメでした。HBH-10もSONY EricssonのT68i(GSM携帯電話)なんかとはつながるんですけどねぇ。
ところで、輸入品のBluetoothヘッドセットで厄介なのが電波法などの問題。BluetoothはISMバンドと呼ばれる2.4GHz帯を利用してて、出力なども非常に小さいし、日本でもちゃんと規格として認められているので、実質的にはほぼ問題ないと思うんだけど、今回試したM3000は輸入品。つまり、厳密に言えば、国内の認定などを受けていないことになる。感覚的には海外で販売されている無線LANカードを輸入して使ってるのと同じかな。
ただ、海外から来た人が日本の認定を受けてない無線LAN内蔵ノートPCを使っている例は山ほどあるだろうし、NOKIA 6650みたいなW-CDMA/GSM携帯電話が出てきてるんで、Bluetoothヘッドセットもいっしょに持ってきて、日本の事業者のUSIMカードを挿して使う可能性もある。なんてことを考えると、ややグレーゾーンかも。ボクも法律の専門家じゃないので、この辺は何とも言えません。
でもまあ、今年はBluetooth製品がいろいろ出てくるという噂が聞こえてきてるので、良い子は日本向けの正式な製品を待つのが賢明。きっと来年の今頃は、Bluetoothヘッドセットなんて、普通に買えるようになってるはず……って過去に何回書いたことか(笑)。
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2004/04/17
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