Telecom FreeTalk

いくつ持ってるんですか!? No.33

　年末商戦真っ盛りの今日この頃。こちとら、新製品ラッシュのおかげで忙しいったら、ありゃしない。次々と出る端末を触らなきゃいけないし、原稿も書かなきゃダメだし。そんな合間に、年末だからって、忘年会みたいなものもあったりして……。

　ケータイ Watchの連載やimpressTVの番組のおかげか、最近、いろんなメディアにコメントを求められたり、企画のお手伝いをすることが増えてきてるんですが、相手がケータイにそれほど詳しくないであろうことを想定し、手持ちの端末を数台、持って行くことがあります。そんなときに必ず出てくる言葉。

「法林さん、いったい何台、ケータイ持ってるんですか!?」
　わかります。確かに、みなさんがおっしゃる通り、普通の人よりはたくさん持ってるかもしれません（もっとたくさん持ってる人もいるだろうけど）。でも、ちょっと考えてみて欲しいんです。

　たとえば、事務系サラリーマンの方。スーツを何着、お持ちでしょうか。毎日、着がえるだろうから、少なくとも5着くらい？　おしゃれな人なら、10着以上は持ってるのかな。たとえば、クルマなどのメカニックの人。工具はどれくらい持ってます？　じゃあ、カメラマンさん。カメラは何台、お持ちでしょうか？　レンズは？　ストロボは？　フィルターは？

　おそらく、どんな人もその人の仕事に関係する道具は、いくつも持ってるもんです。ボクにとって、今はケータイの評価やレポートがお仕事。だから、いくつも持ってるだけ。すべての端末や回線を常に使ってるワケじゃないし、毎日、何台も持ち歩いてるワケじゃない。必要なときに必要なものを持って行って、それを見せながら説明しているだけ。特に、最近はカメラ付きケータイばかりなので、チャンスがあれば、撮影を試したいから、以前よりもメイン以外の端末を持ち歩く回数が増えてる。ちなみに、モデムやISDN TAの記事をたくさん書いてるときは、やっぱり、何台も持ってたし、今でも我が家のネットワークではルータや無線LANが複数、動いてます。

　「不経済」と言われれば、それまでなんだろうけど、ないことには仕事にならないし、遊びで持ってるわけじゃない。以前にも同じようなことを書いたけど、これはあくまでも仕事の道具。だから、そんなに驚かれてもねぇ……。いつもいい加減な格好で済むボクにとってみれば、スーツを何十着も持ってる方がよっぽど不思議ですって(笑)。

2003/12/06

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